当クリニックは2001年の開院から約20年間、発達性ディスレクシアだけでも500ケース以上の診療と治療にかかわってきました。一地方のクリニックとしては異例といえるほどの情報を蓄積しています。「発達性ディスレクシアの合併症」「発達性ディスレクシア児に対する合理的配慮」「ICT支援のあり方とその効果」など、豊富な臨床研究でエビデンスを構築しています。

LD学会で毎年シンポジウムを開催する意義はここにあります。まず蓄積された臨床研究のエビデンスを全国の専門家に提供し、双方向的に討議することでより良いサーベスを提供することができます。また専門スタッフが自ら収集したデータを分析し発表することで、より専門性を磨きます。つまり臨床と研究がうまく噛み合うことで当クリニックの存在価値が高まることを目指しています。

第23回(2014)

第24回(2015)

学習障害のある児童が見せる臨床症状の経年的移り変わり
 ~発達クリニックの継続した支援を通してみる義務教育期間中の移り変わり~

第25回(2016)

限局性学習症の“限局性”について考える
 ~全般的な知的能力との関係との関係を中心に~

第26回(2017)

限局性学習症の日常生活に目を向けて
 ~教科学習以外で生じる困難と支援~

第27回(2018)

平谷こども発達クリニックにおけるディスレクシアの取り組み
 ~福井県特別支援教育センターとの連携~

第28回(2019)

平谷こども発達クリニックにおけるディスレクシアの取り組みの成果と見えてきた課題