言語個別指導
当クリニックでは専門性のある療育スタッフにより、「STRAW-R(標準読み会スクリーニング検査」や「PVT-R(絵画語い発達検査)などの質の高い検査により、読み書きの正確性や流暢性に関する評価を実施しています。これらの検査結果から、診断や重症度を評価し、治療計画を策定します。つまり子ども1人1人にあった支援・療育を実施しています。例えば、読み書きのスキルアップに焦点化した療育では、「音韻意識を促し、読みのルールを指導」→「語彙力・言語能力の向上を目指す」→「文字・漢字の形態認知、意味理解の促し」のように進めていきます。
支援機器グループ
当クリニックでは金沢星稜大学の河野俊寛先生をお招きし、言語聴覚士と共に「読み・書きに困難を抱えている」子ども達を対象に、支援機器グループ指導を行っています。「教科書を読むのが遅い、読み飛ばす、間違えて読む、黒板を書き写すのに時間がかかる」などの読み書きが苦手な子ども達に対して、ipad等の支援機器の使い方を指導しています。学習に使うためのコツを体験する教室で、月1回開催されます。
学習支援室
当クリニックではディスレクシアを抱える、いわゆる読み書きが苦手な子ども達を対象に、学習教室を開催しています。
話すことはうまくできるのに読むことや書くことが苦手で、学習が積み上がらない子ども達に対して、1人1人の特性に合わせてグループで楽しく学習支援する場を提供しているのです。プログラムの内容は下記の通りです。
①学校の宿題をする
②読み書きのスキル向上を目指して支援機器を上手に活用できるようにする
③ふれあい遊び(小集団活動)
当クリニックのスタッフや元教員らが支援者となっています。
ICT支援室
ディスレクシアやASDなどの読みあるいは書きの苦手な児童を対象にしたパソコン教室です。
対象は小学3年生~高校生までで1回90分、1グループ10名前後で指導者を6~7名配置しています。
ローマ字入力ができることを基本として、レベルの高い生徒には福井大学工学部の学生がオンラインで指導に入る試みを始めています。
詳しくはICT支援室のページもご覧ください。